「高いなぁ‥‥。」
いつものスーパーのお菓子売り場で、300円のお菓子を前に、僕は一瞬ためらいました。
子どもに「1個ずつだよー。」と言いながら、頭の中で計算している自分がいたのです。
この日、僕は「なんとかなる」をやめました。
はじめまして!
フクまるの家計ラボ、略してフクラボへようこそ!
初投稿となる今回は、僕がお金と向き合う原点となった出来事について、お話しさせていただきます。
よろしければ、僕のプロフィールを簡単に書いていますので、そちらもご覧ください。→フクパパのプロフィール
僕は30代後半、専業主婦の奥さんと3人の子供を養う父親です。
医療職に就き、今も現役で働いています。
最近は物価がどんどん上がってきていて、何もかもが高いですよね。
ニュースでも、「◯月から数百品目が値上がりします。」という話題をよく耳にします。
そういったニュースを見るたびに、なんとなく不安は感じながらも、特に何もしてきませんでした。
特に理由はありません。
毎日仕事と子育てに忙しく、何かをする時間なんてないと思っていましたし、「なんとかなるだろう」と思っていたんです。
「決して高いわけではないけど、そこそこのお給料ももらえているし、余裕はなくとも生活はしていける。自分達の親世代だって、なんとかなってたんだから、まぁ大丈夫だろう。」と。
子供がお菓子を欲しがったら、「1個ずつだよ。」と言いながら、何も考えずに買ってあげられる。
これが普通だと思っていたんです。
ところが、ある年の11月、奥さんからこう言われました。
「家の貯金が、あと15万しかないの。」
その瞬間、首から背中にかけて、一気に冷え込む感覚がありました。
確かに最近は、子供がずっと行きたがってた旅行にも行った。
でも普段は無駄遣いなんてしてないはず。
え、じゃあなんで??
いくら考えても、答えは分かりませんでした。
それでも僕は、「いや、来月はボーナスも出るし、また給料も入るから大丈夫だよ。」と奥さんに言いました。
根拠もなくそう言って、僕はまた「なんとかなる」で目を背けたのです。
今思えば、それは”現実と向き合わないための言葉”だったのかも知れません。
それから数日後、奥さんから頼まれて、上の子2人とドラッグストアに出かけました。
いつも通りに店内を回って、自然とお菓子コーナーへ。
そこで子供にお菓子をねだられて、いつも通りに「1個ずつだよー。」と答えました。
子どもが持ってきたのは、マーブルチョコとピュレグミでした。
下の子は「もう食べていい?」と聞いてきます。
すると上の子が「まだピッ(レジの音)してないからダメだよー。」と、ちょっと得意げに言いました。
それを聞いた下の子は「えー!」と少し怒り気味。
そのまま兄弟げんかになりそうな空気になりました。
そんな、よくあるドラッグストアでの一場面。
でもそのとき、僕は値段を頭の中で計算して、こう思ったんです。
「高いなぁ‥‥。」
この時、僕はハッとしました。
いつもなら何とも思わない300円のお菓子を買うのに、一瞬、でも確かにためらったのです。
そこからは、自分への悔しさ、情けなさから、何とも言えないモヤモヤした気持ちになりました。
300円のお菓子に、大の大人がここまで動揺するとは思いませんでした。笑
帰って手を洗い、嬉しそうにお菓子を食べる子供達を見ながら、ずっと目を背けてきたことが、頭から離れなくなったのです。
「何が原因かも分からないけど、貯金は確かに減ってきている。」
「今はお菓子を買ってあげられている。でも、このまま値上がりが続いたら、一体どうなるんだろう。」
「この子達の教育費は?自分達の老後は?きっともっと値上がりするだろうに、自分は奥さんを、この子達を支えきれるのか?」
この不安をなくすために、やらなければならないこと。
僕にとってそれは、真剣にお金と向き合うことでした。
この日を境に、僕は「なんとかなる」をやめました。
これが、僕の原点。
お金と向き合うことを通して、家族の将来を、そして僕自身の人生と向き合い、再構築すると決めた日。
派手な方法は知りません。
でも、目を背けずに整えていくことはできる。
ここから、再構築を始めます。
このブログが、似たような悩みを持つ方の背中を、そっと押せる存在になりますように。
次回は、僕が初めての一歩を踏み出すことになった、携帯キャリア変更のお話です。
お楽しみに!


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